GROWTHプロジェクト

外部協力と会合

NASAとの協力

〈NASA登録:2015年11月14日〉
GROWTHメンバーはNASA CYGNSS External Science Team Memberとして、CYGNSS衛星データの利用研究にも貢献します。
〈研究タイトル〉
Collaborative GNSS-R research utilizing the NASA CYGNSS Mission for Ocean Waves, Tides and Height near Japan
わかやま新報の記事もご覧ください

 

研究集会

2019年11月18-19日 名大宇宙地球環境研究所研究集会「小型飛翔体による海象観測(その4)」~海洋研究に小型衛星は(本当に)必要か?~

http://www.isee.nagoya-u.ac.jp/2019/10/NOTICE.pdf

2018年9月7-8日 名大宇宙地球環境研究所研究集会「小型飛翔体による海象観測(その3)」~海洋科学は小型衛星のパートナーをどう選ぶか~

http://www.isee.nagoya-u.ac.jp/meetings/20180907.html

2017年7月7-8日 名大宇宙地球環境研究所研究集会「小型飛翔体による海象観測(その2)」~超小型衛星『群』プラットフォームによる高頻度即時観測とその将来~

http://www.isee.nagoya-u.ac.jp/meetings/20170615.html

「みちびき」のホームページに掲載された紹介記事もご覧ください。

2016年8月25-26日 名大宇宙地球環境研究所研究集会「小型飛翔体による海象観測」~データの即時性はどこまで保証できるか~

http://coso.isee.nagoya-u.ac.jp/Joint_Research/01_ichikawa/2016kenkyusyukai2016_ichikawa.html

2015年9月10-11日 「海と宙の間から」~小型無人飛翔体で海を 観・診・視(み) る~

https://www.riam.kyushu-u.ac.jp/research/2015/summer_seminar/index.html

 

GROWTHプロジェクトの目的

海面高度、海上風速、海氷等の海洋・海象データは、全地球の環境変動を把握する上で重要であり、気象予測、海運、漁業、海底資源探索など多くの分野でニーズがある。これまでの衛星を用いた海洋観測では、船舶に匹敵する高精度な観測を広域で繰り返し行うべく、海上風や海面高度などを計測する専門衛星が活用されてきた。これにより、船舶観測では数年~数十年に一度しか観測されていなかった海域が繰り返し観測できるようになる等、多大な成果をあげている。しかし、大型の専門衛星による高精度観測は多大な費用を要するために衛星の台数に限界があり、観測頻度は数日に一度程度に留まっている。このため,台風や爆弾低気圧のように短時間で変化する現象や、津波のように移動速度が速い現象は観測対象外となっていた。

一方、全地球を常時カバーする測位衛星(GNSS)の反射信号を用いる新たなリモートセンシング(GNSS-R)では、適切な軌道に配した小型衛星群を利用すると、観測精度は専門衛星より下がるものの常時観測が保証される。即ち、「船舶観測の拡張」という発想とは全く独立したGNSS-R手法を用いることで、これまでの衛星海洋学が手付かずで残してきた高頻度観測が実現し、短時間変化や高速移動する現象を解明することができる可能性がある。

本事業は、新しい宇宙工学分野であるGNSS-R観測データの取得・配信システムの整備、データ解析手法の開発と検証・確立を通じて、海洋科学と宇宙工学を跨ぐ科学コミュニティの「拠点」を形成し、これまでの海洋・海象研究で欠落していた「全地球常時観測」という視点を獲得して、それによって新たに得られる海洋現象を明確にする。

GROWTHプロジェクト参加メンバー

市川 香
九州大学
油布 圭
九州大学
酒見 亮佑
九州大学
堤  英輔
九州大学
海老沼拓史
中部大学
鈴木 直弥
近畿大学
早稲田卓爾
東京大学
小平 翼
東京大学
河口 信義
神戸大学
田村 仁
港湾空港技術研究所
木村 詞明
国立極地研究所
磯口 治
リモートセンシング技術センター
吉川 裕
京都大学
根田 昌典
京都大学
秋山 演亮
和歌山大学
森田 克己
和歌山大学
富田 裕之
名古屋大学
北澤 幸人
株式会社IHI
谷本 和夫
明星電気株式会社
渡辺 拓男
明星電気株式会社

GROWTHプロジェクト学会ポスター発表

プロジェクト計画(EGU2015)

プロジェクト計画
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Kaoru Ichikawa, Takuji Ebinuma, Hiroaki Akiyama, Yukihito Kitazawa, the JAPAN’s GNSS-R Research Team, Overview of GNSS-R Research Program for Ocean Observations at Japan, Geophysical Research Abstracts, Vol. 17, EGU2015-4577-5, 2015, European Geosciences Union, General Assembly 2015, 12 – 17 April 2015, Vienna , Austria,2015.

PDFはこちらから Status Report 2015(EGU2015)

2016年12月のプロジェクトの実施状況 (AGU2016)

プロジェクトの実施状況
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Yukihito Kitazawa, Kaoru Ichikawa, Hiroaki Akiyama, Takuji Ebinuma, Osamu Isoguchi, Noriaki Kimura, Masanori Konda, Nobuyuki Kouguchi, Hitoshi Tamura, Hiroyuki Tomita, Yutaka Yoshikawa, Takuji Waseda, Progress Report on the GROWTH (GNSS Reflectometry for Ocean Waves, Tides, and Height) Research Project, GC41A-1066, American Geophysical Union Fall Meeting, 12-16 December 2016, San Francisco, USA, 2016

PDFはこちらから Status Report 2016(AGU2016)